7月2日、初めて「近代麻雀水着祭(キンマー)」に参加しました。
これまでスタジオの撮影会やライブ撮影は経験してきましたが、何十人もの撮影者がモデルさんを囲む大型の屋外撮影会は初めてです。
今回使ったのは、Canon EOS Kiss X7とEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM。
ホールでのライブ撮影用に導入した望遠ズームレンズを、屋外の囲み撮影でも使ってみることにしました。
撮影してみると、離れた位置から構図を調整できる望遠ズームは使いやすかった一方で、途中から雲が広がり、明るさが変化したことで設定にも悩みます。
特に印象に残ったのが、
シャッタースピードを1/500秒前後から、最終的に1/90秒まで下げたこと
でした。
今回は、初めての大型屋外撮影会で55-250mmを使って分かったことと、光の変化に合わせて設定をどう変えたのかを振り返ります。
1. 大型の囲み撮影で55-250mmを使ってみた
今回使ったのは、Canon EOS Kiss X7とEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMの組み合わせです。
大型の団体撮影会では、いつでもモデルさんの近くから撮れるとは限りません。
実際、今回は多くの撮影者がモデルさんを囲む形だったため、少し離れた場所から撮る場面もありました。
そこで使ったのが、55mmから250mmまで画角を変えられる望遠ズームです。
EOS Kiss X7はCanonのAPS-C機なので、250mmまでズームするとかなり狭い画角になります。
今回の囲み撮影では、離れた位置からでもモデルさんを大きく写したい場面があり、そのときに望遠域を使えるのは便利でした。
ただし、
「大型撮影会では250mmが必須」
というわけではありません。
実際に必要な焦点距離は、撮影位置、モデルさんまでの距離、撮りたい構図によって変わります。
今回は、自分が立てた位置から人物を大きく撮るうえで、55-250mmという範囲が使いやすかったという結果です。
2. 最初は1/500秒前後で撮影できていた
今回の主な設定は、
- F値:開放付近(F4〜F5.6)
- ISO感度:AUTO
- ISO感度の実際の範囲:おおむね100〜1600
- シャッタースピード:1/500〜1/90秒
でした。
撮影を始めた時間帯は比較的明るく、シャッタースピードを1/500秒前後にして撮影できていました。
ライブハウスのような暗い環境と比べると低いISO感度になる場面も多く、撮影した写真を確認したときにも高ISOノイズはあまり気になりませんでした。
ただし、
「屋外なら常に光量が多い」
とは限りません。
屋外撮影では、時間帯だけでなく、雲や日陰などによって明るさが変化します。
今回も、撮影の途中からその変化に直面することになりました。
3. 雲が広がり、同じ設定では写真が暗くなった
途中から雲が広がり、それまでより周囲が暗くなりました。
撮影した写真をカメラの液晶で確認すると、それまでと同じ感覚で撮っていた写真が全体的に暗く見えます。
そこで考えたのが、撮影設定をどう変えるかです。
今回、F値は開放付近、ISO感度はAUTOのままにして、自分で主にシャッタースピードを調整しました。
ISO感度もAUTOのため撮影中に変動しており、明るさの変化をシャッタースピードだけで説明できるわけではありません。
そのうえで、1/500秒前後から少しずつシャッタースピードを下げ、最終的には1/90秒まで使っています。
シャッターを開けている時間を長くすれば、その分だけ光を取り込めます。
一方で、シャッタースピードを遅くすると、手ブレや被写体ブレのリスクは高くなります。
特に今回は望遠域も使っています。
そのため1/90秒は、
「この設定なら安心して撮れる」
という数字ではありませんでした。
4. 1/90秒でも撮れた。ただし「正解」ではなかった
実際に1/90秒まで下げて撮ってみると、モデルさんが普通にポーズを取っている瞬間には、自分が見た範囲では大きなブレが気にならない写真も撮れました。
一方で、水を手でかけるような動きのある場面では、指先などにブレが残っています。
つまり今回の1/90秒は、
使えない設定だったわけでも、常に正解だったわけでもありません。
動きが小さい場面では撮れた写真がある。
しかし、動きが大きくなれば被写体ブレが目立つ。
さらにEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMには手ブレ補正がありますが、望遠域で1/90秒を使う場合は、手ブレ・被写体ブレの両方に注意が必要です。
手ブレ補正はカメラ側の揺れを抑える助けにはなりますが、モデルさん自身の動きを止めることはできません。
今回の経験からは、
被写体の動きによって必要なシャッタースピードは変わる
ということの方が重要だったと思います。
当時は「暗くなったからシャッタースピードを下げる」という判断をしました。
今振り返ると、ISO感度やシャッタースピードを含めて、もう少し場面ごとに調整する余地もあったと思います。
5. 望遠で背景が大きく見えたのは、焦点距離だけの効果ではない
今回撮影した写真では、背景が大きく写り、人物との距離が近く見えるような写真もありました。
以前はこれを単純に、
「望遠レンズの圧縮効果」
と考えていました。
ただ、遠近感そのものはカメラと被写体、背景の位置関係によって変わります。
望遠レンズを使うときは、人物を同じくらいの大きさで写そうとすると、広角レンズより離れた位置から撮ることが多くなります。
その結果として、人物と背景の大きさの差が小さく見え、背景が近づいたような印象になります。
今回の写真でも、
望遠域を使ったことだけではなく、その焦点距離に合わせて離れた位置から撮ったこと
を含めて考える必要があります。
焦点距離だけで写真の見え方を説明しないことも、このあと撮影を続ける中で意識するようになりました。
6. この日の作例はXに投稿
この日の撮影写真は、当時Xへ投稿しています。
今回はWordPressへ人物写真を直接掲載せず、実際の撮影写真はこちらから確認できる形にします。
7. 撮影後はLightroomで現像にも失敗した
今回の撮影は、カメラの設定だけで終わりませんでした。
帰宅後にLightroomで現像したところ、今度は背景の明るさを抑えようとして、写真全体まで暗くしてしまいました。
そこで、写真全体を同じように補正するのではなく、
まず全体を整え、そのあと被写体と背景をマスクで分けて補正する
という方法を試しています。
この日の写真を使った現像の失敗と修正については、こちらの記事で詳しく振り返っています。
→ 【Lightroom現像実践】ハイライト-100で暗くなった失敗から学ぶ|被写体マスクで背景と人物を分けて補正
現在の記事では、ハイライトを大きく下げたこと自体を問題とするのではなく、背景だけを変えたいのに写真全体へ補正をかけすぎたことを失敗として整理しています。
8. まとめ:屋外でも、設定を固定したままでは撮れなかった
初めて参加した大型の屋外撮影会では、EOS Kiss X7とEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMを使いました。
今回の囲み撮影では、離れた位置から構図を調整できる望遠ズームが使いやすいと感じました。
一方で、屋外だからといって撮影中の明るさが一定というわけではありません。
最初は1/500秒前後で撮影できていたものの、雲が広がったあとは写真が暗くなり、最終的には1/90秒までシャッタースピードを下げています。
1/90秒でも、動きが小さい場面では自分が問題ないと感じる写真を撮れました。
しかし、動きが大きい場面ではブレも残りました。
今回の経験から学んだのは、
「屋外ならこの設定」「望遠ならこのシャッタースピード」と一つの数字を決めるのではなく、光と被写体の動きを見ながら設定を変える必要がある
ということです。
そして、この日に撮った写真は撮影後のLightroom現像でも新しい課題につながりました。
初めての大型屋外撮影会は、望遠ズームの使い方だけでなく、光の変化にどう対応するかを考えるきっかけになった撮影でした。
今回は撮影と設定を中心に振り返りました。
寝坊や会場までの移動など、撮影以外も含めた当日の出来事はnoteにまとめています。
→ 完璧な作戦の崩壊、灼熱の30分ロード、そしてファインダーが捉えた最後の眩しさ
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