初心者カメコにとって、夏の風物詩とも言える屋外の大型団体撮影会。 今回は、7月2日に開催された「近代麻雀水着祭(通称:キンマー)」に参加してきました。
スタジオでの個別撮影会やライブハウスでの撮影は経験してきましたが、こうした何十人ものカメラマンがモデルさんを囲む「団体(囲み)撮影会」、しかも「屋外」という環境は私にとって未知の領域です。 今回は、13年前の中古一眼レフ機材で大規模撮影会に挑んだ際の実践レポートとして、使用機材とカメラの設定、そして実際の作例をまとめました。 (※現像プロセスについては、後日別記事で詳しく解説する予定です!)
1. 今回の装備:屋外の「囲み」を想定した望遠ズーム
団体撮影会では、モデルさんの周りを何重にもカメラマンが囲むため、最前列に行けない限り、物理的な距離がかなり離れてしまいます。 そのため、今回は標準レンズではなく、ホールライブ用に導入した望遠ズームレンズをメインウェポンに選択しました。
- ボディ:Canon EOS Kiss X7
- レンズ:EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
機動力を重視したKiss X7の軽さは、灼熱の屋外を歩き回る上で大きなアドバンテージになりました。そして、遠くからでも推しの表情を狙撃できる250mm(換算400mm)の望遠端は、この環境下で必須のスペックでした。
2. カメラの設定と、天候変化での「正解」の選択
屋外撮影の最大のメリットは「圧倒的な光量(太陽光)」です。しかし、自然光は常に一定ではありません。今回はその変化に対応する中で、一つ大きな決断をしました。
【今回の基本設定】
- F値:開放(F4.0〜5.6)
- ISO感度:AUTO(結果として100〜1600程度で推移)
- シャッタースピード(SS):1/500〜1/90 で変動
考察:光量低下に対する現場でのリカバリー 最初は強い日差しがあったため、SSを1/500程度に保ちながら撮影していました。古い機種であるKiss X7でもノイズの全くない、非常にクリアな画質を得ることができていました。
しかし、途中から雲が広がり、急激に光量が落ちる時間帯がありました。 その結果、液晶モニターで確認すると「全体が暗く沈んだ写真」が量産される事態に。 「全体が暗いだけなら、あとでLightroomなどの現像ソフトを使って明るく持ち上げればいいか」とも一瞬考えました。しかし、せっかくの野外撮影です。「できれば現場で、最初から明るく綺麗な状態で撮り切りたい」という欲が出ました。
そこで私は、F値やISO感度はそのままに、光を多く取り込むためにシャッタースピードのみを1/90まで遅くして明るさを確保する決断をしました。
望遠端での1/90というSSはブレのリスクが伴いますが、結果としてこの選択は「正解」でした。 プールの水を手でかける仕草など、激しい動きの際には指先が多少ブレることはありましたが、普通にポーズをとってくれている瞬間は全く気にならないレベルで、綺麗な明るさを保ったまま撮り切ることができたのです。 現場の状況に合わせ、現像に頼らずにカメラの設定で対応できたことは、私にとって大きな自信に繋がりました。
3. 実際の作例(Xからの流用)
現像の解説は次回に譲りますが、まずは当日の熱量が伝わる作例をご覧ください。 今回はまだInstagramにまとめていないため、X(旧Twitter)に速報として投稿したものを掲載します。
明るい屋外での望遠レンズがもたらす「背景の圧縮効果とボケ」は、スタジオ撮影とはまた違ったダイナミックな表現を生み出してくれました。
4. 終わりに:撮影以外の「裏側」のトラブル
今回は機材と設定というロジカルな部分にフォーカスしましたが、実は当日の朝から「寝坊して1部を飛ばす」「駅から会場まで炎天下を30分歩く」といった、カメコとしての立ち回り以前のポンコツなトラブルを連発していました……。
そんな泥臭い裏話や、推しのチェキ券をめぐるオタクとしての感情の動きについては、以前のnoteにまとめています。もしよろしければ、笑って読んでやってください。 → 【note】キンマー参戦の裏側
次回は、この日撮影した写真の「現像」について、私の思考プロセスを解説します。
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