2013年発売のCanon EOS Kiss X7を中古で購入し、このブログを書き始めてから10記事目になりました。
最初の目的は、
「ポートレート撮影会に参加してみたい」
というものでした。
ところが実際にカメラを持ち歩くようになると、撮影会だけでは終わりませんでした。
公園での練習から始まり、撮影会、ストリートライブ、ライブハウス、ホール会場と、少しずつ違う環境で撮る機会が増えていきました。
そのたびに、
「この焦点距離では撮りづらい」
「設定を間違えた」
「もう少し違うレンズが欲しい」
と新しい課題が出てきます。
今回は、このブログの最初の10記事を一区切りとして、EOS Kiss X7でいろいろな撮影を経験して何が変わったのか、そしてこの時点で使っていた機材を振り返ります。
1. 撮影会だけのつもりが、いろいろな場所で撮るようになった
カメラを買った当初は、撮影会で人物を撮ることが一番の目的でした。
しかし、実際にはそれ以外の場所でもカメラを使うようになりました。
公園での練習
まずは身近な場所でカメラを使い、焦点距離や撮影距離を試しました。
レンズを替えると写る範囲が大きく変わることは、このころから少しずつ意識するようになります。
初めての撮影会
初めてのセッション撮影会では、EF-S24mm F2.8 STMとEF50mm F1.8 STMを持っていきました。
しかし、50mmでは全身を入れるための距離を取りづらく、24mmでは今度はどこまで近づくかに迷いました。
→ 【撮影会実践】EOS Kiss X7で24mmと50mmを使って分かった、焦点距離と撮影距離の悩み
この経験が、「24mmと50mmの間くらいの焦点距離が欲しい」と考えるきっかけになります。
ストリートライブ
路上でのライブ撮影では、24mmと50mmを使いました。
人物を大きく撮りたいときには50mm、複数人や周囲まで入れたいときには24mmと、それぞれ使える場面がありました。
一方で、撮影中にレンズを交換する手間も感じます。
ライブハウス
ライブハウスでは50mm単焦点も試しました。
前方から人物を大きく撮るには使いやすい一方、撮影位置が変わると画角が合わなくなる場面もありました。
→ 50mm単焦点は前方でどこまで使える?下北沢MOSAiCで見えた画角の限界
ホール会場
そして、より離れた位置から撮影するホールでは、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMを初めて使いました。
ズームで画角を変えられる便利さを感じた一方、今度は構図やピントという別の課題が見えてきました。
→ 【ライブ撮影実践】EOS Kiss X7+EF-S55-250mmをホールで初使用。ズームで見えた課題
振り返ってみると、最初から計画していたわけではありません。
撮る場所が増えるたびに、新しい課題が出て、その次に試したいことが増えていった
という流れでした。
2. 失敗するたびに、次に試すことが見えてきた
この10記事の間だけでも、かなり失敗しました。
焦点距離が合わない。
撮影距離をうまく取れない。
ホワイトバランスや露出の設定を間違える。
思った構図にならない。
ピントが狙ったところへ合わない。
その場では、
「うまく撮れなかった」
で終わってしまうこともあります。
ただ、あとから写真を確認すると、
「なぜこうなったのか」
「次は何を変えてみればいいのか」
を考えられるようになりました。
このブログを書き始めたことで、単に失敗写真を消すのではなく、失敗した理由を一度整理する習慣が少しずつできてきたように思います。
3. 24mmと50mmの間が欲しくなって、30mmを追加した
初めての撮影会で24mmと50mmを使ったあと、
「この2本の間くらいの焦点距離があれば使いやすいのではないか」
と考えました。
そこで追加したのが、SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Artです。
→ 【機材選定】EOS Kiss X7でSIGMA 30mm F1.4を選んだ理由。24mmと50mmの間が欲しかった
EOS Kiss X7では35mm判換算で約48mm相当の画角になります。
24mmより狭く、50mmより広い。
自分が撮影会で感じた悩みから選んだレンズでした。
その後、実際に24mm・30mm・50mmを屋外撮影会へ持ち込み、それぞれを使い比べています。
→ 【屋外ポートレート実践】24mm・30mm・50mmをどう使い分けた?SIGMA 30mm F1.4を撮影会で試した結果
このころから、レンズを単純に
「ポートレート用」
「ライブ用」
と分けるのではなく、
撮影距離と撮りたい構図から焦点距離を考える
ようになってきました。
4. 10記事目の時点で使っていた4本のレンズ
この時点で所有していたレンズは4本です。
EF50mm F1.8 STM
最初に人物撮影で使った単焦点レンズです。
EOS Kiss X7では比較的狭い画角になるため、撮影距離が取れる場所では人物を大きく写しやすい一方、狭い場所では構図に悩むこともありました。
EF-S24mm F2.8 STM
50mmでは写る範囲が狭すぎる場面で使ってきたパンケーキレンズです。
撮影会だけでなく、複数人を入れたいライブ撮影でも使いました。
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art
24mmと50mmの間が欲しくなって追加したレンズです。
この時点では、撮影会で中心的に使っていきたいと考えていました。
EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
ホールなど、モデルやステージまで距離がある場面のために導入した望遠ズームです。
単焦点レンズとは違い、撮影位置を大きく変えなくても画角を調整できる便利さを感じました。
5. 「この4本があれば十分」と思っていた時期
10記事目を書いた当時は、
「当面はこの4本を使い込みたい」
と考えていました。
新しいレンズを次々に増やすより、それぞれの焦点距離や特徴を理解する方を優先したかったからです。
一方で、すでにこの時点でも、
標準域のズームレンズが一本あれば便利なのではないか
という疑問はありました。
現在振り返ると、その後も撮影を続ける中で、必要な機材について何度も考えることになりました。
つまり、
「もうレンズは必要ない」
と結論が出たわけではなく、
この時点では、まず手元にある4本を使って経験を増やしたかった
というのが正確です。
6. 機材が増えても、最後は自分がどう使うか
新しいカメラやレンズを見て、
「これを使えばもっときれいに撮れるのではないか」
と思うことはあります。
実際、機材によってできることは変わります。
明るいレンズなら、暗い場所で設定に余裕が生まれることがあります。
望遠ズームなら、遠い位置から人物を大きく写せます。
しかし、機材を増やしただけで自動的に狙った写真になるわけではありません。
24mmと50mmを持っていても、撮影距離を理解していなければ迷いました。
30mmを買っても、F1.4をどう使うかは別に考える必要があります。
望遠ズームを買っても、構図やピントの問題は残りました。
10記事書いた時点でようやく、
「何を使うか」と同じくらい、「なぜその設定やレンズを使うのか」を考えることが大切
だと感じるようになりました。
7. 「好きだから撮りたい」は変わらなかった
技術的な失敗はいろいろありました。
それでも、カメラを始めた理由そのものはあまり変わっていません。
好きなものを、自分なりに写真として残したい。
撮影会でもライブでも、最初にあるのはその気持ちです。
もちろん、気持ちだけで写真がうまくなるわけではありません。
狙った写真に近づけるには、焦点距離や露出、ピント、構図などを覚える必要があります。
だからこそ、
撮りたいという気持ちを、技術で少しずつ形にできるようになりたい
と思っています。
「機材より愛」というより、
撮りたい気持ちがあるから、機材や設定について考え続けられる
という方が、今の自分には近い気がします。
8. 最初の10記事を終えて、次は「考えながら撮る」段階へ
このブログの最初の10記事では、
EOS Kiss X7を買う
→ 撮影会へ行く
→ 焦点距離に悩む
→ 30mmを追加する
→ ライブを撮る
→ 望遠ズームを追加する
→ ホールでも撮ってみる
というところまで進みました。
最初は、カメラを持って現場へ行くだけでも新しい経験でした。
この時点からは、少しずつ、
「撮れた・撮れなかった」だけではなく、なぜそうなったのかを考える
段階へ進んでいきます。
F値を変えるとどうなるのか。
シャッタースピードを変えるとどうなるのか。
焦点距離や背景までの距離で、写真の見え方はどう変わるのか。
現在振り返ると、その後の記事で行っている撮影実験や検証も、このころの失敗からつながっています。
9. まとめ:最初の10記事は、撮影の選択肢を増やした期間だった
EOS Kiss X7を買った当初は、撮影会で人物を撮ってみたいというところから始まりました。
そこから、ストリートライブ、ライブハウス、ホールと撮影する場所が増え、レンズも4本に増えました。
ただ、この10記事で得たものは機材だけではありません。
撮影に失敗したとき、次に何を試せばいいのかを考える材料が増えたこと
の方が大きかったと思います。
この時点では、まだ分からないことばかりです。
それでも、
撮る → 振り返る → 次に試す
という流れは少しずつできてきました。
この10記事を、自分のカメラ活動の最初の一区切りとして、ここからはさらに設定や撮影方法を一つずつ試していきます。
次の記事では、カメラやレンズそのものではなく、撮影を続けるために揃えていった周辺機器や保存環境について振り返っています。
→ 【カメラ周辺機器】EOS Kiss X7で撮影を続けるために揃えたもの。SDカード・予備バッテリー・写真の保存環境
おたふぉと。の活動拠点はこちら:
Xでは日常の呟きや、練習で撮った写真などを投稿しています。
→ よしおのX
Instagramにはライブや撮影会で撮った写真を作品としてまとめています。
→ よしおのInstagram
note(毎週日曜日更新)
→ よしおのnote


