撮影会で「標準レンズ」の重要性を学んだ私が次に向かったのは、開放的な屋外のストリートライブでした。場所は新宿歌舞伎町、「和牛特区」前のスペースで行われる公認のライブイベントです。
この時の私はまだ単焦点レンズしか持っておらず、会場へ向かいながら「手持ちのレンズだけで対応できるだろうか」と一抹の不安を抱えていました。しかし、現場でカメラ(EOS Kiss X7)を構え、50mm単焦点レンズでファインダーを覗いた瞬間は「意外といい感じで撮れそうじゃないか」と楽観視していたのです。
ですが、そこにはスタジオ撮影とは全く異なる「現場の難しさ」が待ち構えていました。
>>【中古】キヤノン EOS Kiss X7の在庫をカメラのキタムラでチェックする>>【中古】キヤノン EF50mm F1.8 STMの在庫をカメラのキタムラでチェックする
>>【中古】キヤノン EF-S24mm F2.8 STMの在庫をカメラのキタムラでチェックする
1. 「動く被写体」の洗礼:ダンスを追う難しさ
まずはソロアイドルとして活動するモデルAさんのステージ。彼女の躍動感あふれるダンスを前に、私の愛機は悲鳴を上げました。
「ピントが……合わない!」
背景にピントを持っていかれたり、一瞬の表情を逃したり。動く被写体を捉えることが、これほどまでに高度な技術を要するものだとは思いもしませんでした。
ピントが合うまでレンズが『ジーコ……ジーコ……』と迷っている間に、最高の笑顔は通り過ぎていく。これは機材の限界というより、「一眼レフの正しい作法」を知らなかった自分のミスでした 。
2. ユニット撮影で直面した「レンズ交換の罠」
続いて、2人の女性ギターボーカルユニットの出番。ここで50mmレンズを構えると、致命的な問題に直面します。2人を一つの画角に収めることができないのです。
「一歩下がればいい」――そう思われるかもしれませんが、ストリートライブの観覧エリアは限られています。一歩下がれば、代わりに誰かの後頭部が主役になってしまう。
仕方なく24mmのパンケーキレンズに付け替えましたが、人混みの中でレンズを外すのは、精密機器をむき出しにする恐怖との戦いでもあります。
- もし落としたら?
- もしセンサーにゴミが入ったら?
そのリスクを抱え、レンズを替えている間に最高のシャッターチャンスを逃す。この時、私の心に「ズームレンズ」という選択肢が、淡い予感として芽生え始めました 。
3. 論理的考察:なぜ僕のカメラは「迷走」したのか?
エンジニア的な視点で、なぜあの日ピントが合わなかったのかを分析してみました。原因はおそらく、AF方式を「ライブ多点AF」に設定し、さらにライブビューで撮影していた点にあると考えています 。
- ライブ多点AFの誤算: 意図しない場所にピントが引っ張られやすい 。
- ライブビューの限界: 一眼レフの場合、背面液晶での撮影は、ファインダー撮影に比べてピント合わせに時間がかかる場合がある 。
解決策として、AF方式を「ライブ1点AF」に設定し、ファインダーを通して撮影する。これにより、AF速度も向上し、狙った瞬間を捉えやすくなるはずです(これは今後の実践で検証していきます) 。
4. 「足ズーム」の限界:ストリートの自由が奪われる瞬間
ストリートであれば自分が動いて距離を調整する「足ズーム」である程度はカバーできます。しかし、これがもし「推し」が出演するライブハウスでの撮影だったら……と考えると、、、 。
フロアのど真ん中でレンズ交換をする余裕などありませんし、何よりレンズを替えている数秒の間に、一生に一度の表情を見逃すわけにはいかないのです 。
5. 新たな武器を手に入れる決意
今回の路上ライブでは、現状の装備でも「ある程度」の撮影はできました。しかし、環境が変われば対応は不可能です。
より観客が密集し、撮影位置が固定されるライブハウス。そんな過酷な現場で「推しの姿」を確実に記録するためには……。
「望遠ズームレンズを手に入れるのが、唯一にして最大の解決策ではないか」
そう確信した私は、次なる一歩を踏み出すことに決めました。次回は、いよいよ本命の推し、えくすくらめーしょん!の椎名もあさんが出演する、ライブハウス撮影編をお届けします。
私、よしおの活動拠点はこちら:
- Xでは日常の呟きや、練習で撮った写真などを投稿しています。
→ よしおのX - Instagramにはライブや撮影会で撮った写真を作品としてまとめています。
→ よしおのInstagram - note(毎週日曜日更新)
→ よしおのnote


コメント